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お葬式と終活の豆知識
埼玉県熊谷市の葬儀|遺族に失礼のない弔問の基礎知識とマナーについてご紹介します
弔問とは、遺族を訪問して、故人の死を悼み、お悔やみの言葉を述べることです。その際に遺族の気持ちを汲んだ言葉を選び、不幸を思い起こさせるような忌み言葉を避ける気遣いが必要です。今回は、弔問のマナーをご紹介します!
目次
弔問とは?
弔問とは、遺族を訪問して、故人の死を悼み、お悔やみの言葉を述べること。故人や遺族との関係によって訪問のタイミングは異なりますが、「通夜の前」や「通夜または葬儀に参列したとき」「葬儀の後数日経ってから」のタイミングが通例です。訃報の知らせを受けてもすぐに弔問できないときには、代理人に弔問を依頼したり、弔電や手紙で弔意を伝えたりしましょう。
弔問する人の心得
故人の近親者や故人と非常に親しくしていた友人、日常的に付き合いのあった近所の人などは、通夜前に弔問します。ただし、遺族が忙しくしていることから、「通夜前は基本的に避けるべき」という考え方もあります。そのため、通夜や葬儀に参列できて思いが伝えられれば、あえて弔問しなくてもいいでしょう。遺族から弔問に来てほしいと連絡があった場合には、弔問しましょう。
通夜や葬儀に参列できなかった人は、後日、故人宅を訪れ遺族にお悔やみを述べます。通夜前でも葬儀後でも、弔問するときには遺族へ連絡をして許可をとります。「家族だけで故人を送りたい」場合など、遺族の事情もあるでしょうから、弔問を断られた場合は無理に出向くのは避けましょう。
お悔やみの言葉
- 「この度は誠にご愁傷様です。心からお悔やみ申し上げます。」
- 「この度は思いがけないことで、本当に残念でなりません。どうかお力落としなさいませんように。」
お悔やみの言葉を述べるときや遺族と会話をするときは、「重ね重ね」「たびたび」「重々」といった同じ言葉の繰り返しや、「追って」「続く」などの不幸が連鎖するイメージを与える言葉などの「忌み言葉」には気をつけましょう。また、「死ぬ」などの直接的な表現は「ご逝去」「お亡くなりになる」といった言葉に言い換える、「4」「9」などの縁起が悪いと言われる数字を使わないといった注意が必要です。
故人が亡くなった原因(死因)やその時の状況を弔問の場でたずねるのは、遺族につらい思いをさせてしまうので避けるようにしましょう。また、亡くなったのが子どもの場合は、年齢の近い子どもを連れて行かない、子どもの話題を出さないといった気遣いが必要です。悲しみの最中にいる遺族の気持ちを思いやるような言動をとるといいでしょう。
弔問に香典を持参するのはあり?なし?
通夜前編:弔問するときのマナー
服装
弔問の仕方
- 故人の家へ出向く前に、遺族に弔問の許可をとる。(断られた場合は控えましょう。)
- 故人の家を訪問したら、玄関先で遺族にお悔やみの言葉をかける。(お供え物を持参している場合はこのときに渡す。
- 遺族にすすめられたら家に上がり、お線香をあげる。あげ終えたら遺族の気持ちを汲み、すぐに帰る。
お線香をあげるときに故人との対面をすすめられたら、基本的に断らないものですが、顔を見るのが辛いときはその旨を遺族に伝えて引き上げることもできます。自分から対面をお願いするのはマナー違反となります。
故人との対面手順
- 枕元に正座し、両手をついて一礼。
- 遺族が白布を外したら、自分の両手を膝におき対面する。
- 故人に深く一礼して合掌。
- 少しうしろに下がり、遺族に一礼。
親族が弔問する場合は手伝いを申し出ましょう
後日編:弔問するときのマナー
服装
後日弔問の仕方
- 事前に遺族へ連絡し、弔問したい旨を伝える。日程は遺族の都合に合わせる。
- 故人の家へ出向き、玄関先で遺族に短く弔意を伝える。(家に上がらない場合は、玄関先でお悔やみの言葉を述べ、引き上げる。)
- 遺族からすすめられた場合は家に上がり、お線香をあげる。(自分から家に上がりたいと申し出るのはマナー違反。)
- 遺族にお悔やみの言葉を述べる。香典やお供え物を持参している場合は、このときに渡す。
その後、長居をすると遺族の負担となるので、早めに引き上げましょう。後日弔問の場合は、葬儀が終わって3日以降〜四十九日までに訪問します。
弔問は、遺族と大切な人を失った悲しみを分かち合う時間でもあります。基礎知識やマナーをしっかりと知っておくことで、遺族の負担にならないよう配慮しつつ、寄り添うような大事な時間にしましょう。
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