- Home
- お葬式と終活の豆知識
お葬式と終活の豆知識
ファミール独自インタビュー|埼玉県行田市埼玉のお寺情報2選
(株)ヨコカワのスタッフが、行田市内の寺院を訪問し取材し発信していく「行田市のお寺情報」。今回は、行田市埼玉のお寺情報をご紹介します。
目次
①「安楽寺」臨済宗建長寺派 延年山
ご懐妊と安産のご利益がある「子持地蔵」がいる安楽寺
安樂寺の開山は暘谷乾幢(ようこくけんとう)禅師【天文二年(1533年)示寂】、本尊は正観世音菩薩です。開基については不明な点が多く明確になっていません。現住職は、第18代諦明法倫住職です。創建は室町時代末期、天文年間(1532~1555年)と伝えられていますが由緒等は記録が無く一切不明です。
現在山門、本堂、書院、玄関、庫裡を構え、墓地等を含む総面積は約7400平方メートルです。
長徳寺(川口市、臨済宗建長寺派)にある寒松(かんしょう)日記によると、長徳寺や鎌倉の大本山建長寺の歴代住職が学問のために足利学校へ通う途中、当時空き寺となっていた安樂寺を宿として使っていたという記録があります。この縁で建長寺派になったものと考えられています。当時の山号は延年山でなく萬松山と言い、建長寺派になるにあたって延年山になったものと思われます。
山門は平成二25年の屋根葺き替え工事の際に棟札が見つかり、天保十五甲辰年(1844年)5月吉日に上棟したことが分かりました。
寺には、かつて丸墓山にあった西行寺が廃寺になる際に預かった『子持地蔵』が20体あります。
赤子を抱いた小さなお地蔵様は手のひらサイズ。ご懐妊と安産のご利益があるとのことで、子宝を願う地元の女性たちが手元において、懐妊すると倍にしてお寺に戻した、と伝えられています。
安楽寺
埼玉県行田市埼玉4977
℡048-559-1976
②「天祥寺」臨済宗妙心寺派 海東山
江戸時代初期の寛永年間、和州郡山にて創建され開基は松平忠明公です。その後、松平家の移封毎に寺も転じられ、文政6年(1823年)の桑名から忍藩への移封が最後となります。現在地に天祥寺が建立されたのが天保八年(1837)。この地で明治維新を迎えます。
「このままでは寺が潰れる」と、本山妙心寺の法務部長という要職も辞し、自費を投じて天祥寺の再建に取り掛かりました。「私が今やらなければ誰かがいつかやらなければならない。故に、私に出来ることは私がやる。この由緒深い寺を不自由ない寺にしたい」との一念で、京都の檀家からは戻れ戻れと矢の督促も聞こえないふりをして、再建に力を注がれました。
足の踏み場もないほどのゴミや雑草木。あばら家へ住んでいた住職の布団の中に蛇が入り込むこともしばしばだったそうです。それから30余年、境内地も整備され、本堂・客殿も落慶。檀家も年々増え、天祥寺は1人の老僧と多くの縁者によって見事復興再建を果たしました。
中興の祖として仰がれる釈浩堂和尚は、平成22年106歳の長寿を全うし遷化(他界)されました。現住職の義寛和尚は浩堂和尚の孫にあたり、前住職である浩堂和尚の志を受け継ぎ、再建された天祥寺を守っておられます。取材させて頂き、檀家様との繋がりが深い様子が良くわかりました。
臨済宗妙心寺派 海東山 天祥寺(てんしょうじ)
埼玉県行田市埼玉5209
℡048-559-1031
終活クラブファミールの会員登録はコチラ!
WEB無料会員とは?
終活クラブファミールの仮会員制度です。本会員と同じ特典が受けられます。仮会員有効期日までに本入会金をお支払い頂くことで、無期限で特典が受けられるようになります。終活クラブ ファミールへの本入会金お支払い前に、お亡くなりになっても「会員」として特典や割引が適用されます!(葬儀依頼時にWEB無料会員であることをお伝え下さい。)
また、WEB無料会員のキャンセルは無料です。万が一に備えて登録しておくことをお薦めします。
>>>終活クラブファミールの活き活き会員さんのご紹介記事
>>>終活クラブファミールの提携店リスト