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お葬式と終活の豆知識

埼玉県熊谷市のグリーフケア|大切な人を失った悲しみから立ち直る手段の「グリーフケア」とは?

2021年9月16日

大切な人を失った悲しみから立ち直る手段として、今注目されているグリーフケア。グリーフケアとは、最愛のパートナーや親しい友人などを失い深い悲しみの中にある人を、医療従事者のカウンセリングや専門プログラムを通じて支える取り組みのことです。今回は、グリーフケアについて詳しくご紹介していきます!

 

グリーフケアとは

熊谷市 グリーフケア

グリーフケアとは、悲しみの中にある人をサポートすること。「grief(グリーフ)」とは、死別などによる深い悲しみや悲痛を意味する言葉です。その悲しみを「care(世話)」することから、遺族ケアや悲嘆ケアともいわれます。

 

グリーフケアには、「大切な人を失って深い悲しみを抱える人に寄り添い支えて、立ち直ることができるようにサポートする」という意味があります。病院での治療、専門家によるカウンセリング、ケアを必要とする集団によるワークショップ、日常生活での対処療法など、多彩な手法が含まれます。

グリーフワークは。今から約60年前の1960年代にアメリカで始まりました。その後、ヨーロッパへと広がり、日本は1970年代にグリーフケアの研究に取り掛かっています。アメリカ・イギリス・オーストラリアなどの病院では、患者が亡くなったあとも遺族が定期的に同じ病院を訪れ、グリーフケアを受けることが一般化しています。

 

通常、傷ついた心は時間をかけて徐々に回復していきますが、あまりに悲しみが深いと立ち直れなかったり、立ち直るまでにかなりの時間がかかったりする場合があります。家族や地域社会など人とのかかわりが少なくなっている現代では、悲しみを1人で抱え込んでしまうケースも多くなっています。そのような背景から、日本でも各地の医療機関や市民グループなどがグリーフケアに積極的に取り組んでいます。

グリーフワークのプロセスとは?

グリーフワークでは、「ショック期」→「喪失期」→「閉じこもり期」→「再生期」のプロセスをたどると言われています。ただ、回復のプロセスや時間の長短は人それぞれであり、落ち着いていた感情が突如激しい悲しみに変わるケースもあります。また、後戻りがあったり、段階が前後したりなど、回復や後退を繰り返します。周囲は徐々に元の状態へ戻れるようにサポートします。
大切な人を亡くした悲しみから立ち直る鍵は、悲嘆のプロセス(グリーフワーク)にあるといわれています。そのプロセスに沿って、自身の気持ちを整理したり、周囲から継続的なサポートを受けることが重要となってきます。

グリーフケアを必要とする症状・反応

大切な人を亡くした悲しみは心、身体、行動・認知にさまざまな症状・反応をもたらします。以下のような症状・反応を自覚している場合は、周囲にサポートを求めることを考えましょう。

 

【心の症状】
罪責感、思慕の情、自責の念、悲しみ、寂しさ、自尊心の欠如、絶望感、非現実感、憂鬱、不安、怒り、敵意、幻覚など

 

【身体の症状】
睡眠障害、食欲喪失、呼吸障害、疲労感、気力喪失、頭痛・嘔吐・消化不良・動悸などの身体的愁訴、故人と同じ症状の出現、アルコールや薬の依存など

 

【行動・認知に現れる反応】
号泣、注意力の低下、行動パターンの喪失、故人の行動の模倣など

 

死別の悲しみを受け止める方法

感情をきちんと表に出す

悲しい気持ちが落ち着くまで、泣きたいと思ったときは思いっきり泣き、気持ちを抑え込まないようにしましょう。悲しみの感情を表へ出すことが、心を軽くする第一歩になる可能性もあります。まずは、信頼できる家族や友人の前など、感情をストレートに出せる場所を見つけてください。

文章で気持ちを表す

自分の気持ちを文字に起こすことも悲しみを受け止める方法の1つ。日記を書く、手紙を書くなど文章にして気持ちを吐き出してみましょう。人に話すときは無意識に言葉や内容を選んでしまいますが、誰にも見せない日記や手紙には、思ったまま感じたままの気持ちを綴れます。

 

さらに、文章にすることで頭の中や気持ちが整理され、自分を客観視できます。誰かにこの気持ちを知ってほしいと感じるならば、自身でブログを書いてみるのもおすすめです。

同じ気持ちを共有できる人と話す

まずは親戚や友達など、自分と同じく故人の死を悲しんでいる人に、喪失感やつらい気持ちを話してみましょう。身近な人と共感し合うことで、心が癒されることもあります。また、過去に似た経験をした人に気持ちを聞いてもらうことも有効。その人が深い悲しみから立ち直った姿を見れば、少し心が軽くなるかもしれません。

 

死別の悲しみを共有できる人が周囲にいない場合は、似た経験をした人のブログなどを読むのも良いでしょう。ブログであれば、ゆっくりと悲しみを受け止めながら自分のペースで読み進められます。

カウンセラーや専門家に頼る

ここまで紹介した方法を試しても悲しみが癒えない、悲しみの気持ちが強く生活に影響がある場合は、カウンセリングを受けてみるのも有効な手段です。経験豊富なカウンセラーであれば、適切に話を聞いてもらえます。

 

死別などの深い悲しみを抱えた遺族の心のケアをする「グリーフケア」「グリーフサポート」を専門にしている人もいます。

自分を大事にする

死別の悲しみは想像以上で、身体も心も疲弊してしまいます。そんなときは、自分を思いやることが大切。そのときにやりたいと思ったことをやり、つらいと思うことを無理におこなうのは避けます。友人や親族からの誘いや付き合いの行事も、気が進まなければ参加しなくても良いのです。

グリーフワークを日常的に行う3つの方法

悲しみに向き合う

グリーフケアの大きなポイントは、「悲しみを押さえ込まず肯定する」ということ。

 

まずは、自分自身で自分の気持ちをそのまま認めることを意識してみましょう。悲しいと感じていることは自然な感情であり、抑え込んで無理に明るくふるまう必要はありません。

故人について語り、思いを伝える

悲しみを乗り越えるには、感情を思い切り外に吐き出すことも必要なプロセスです。悲しみ以外にも、怒りや後悔などさまざまな複雑な感情も、そのまま吐き出すことが効果的です。
身内や知り合いに自分の感情を吐き出すのが難しい場合は、同じ境遇の人が集まる会に参加すると、共感できる部分を見つけやすく話しやすくなる場合もあります。

セレモニーをおこなう

葬儀やお別れ会など、故人とのお別れセレモニー自体もグリーフケアの1つです。葬儀は悲しみの表現として泣き叫んだり、怒ったりといった行動が許容されている場でもあり、同じ悲しみを共有する人と故人について語り合うこともできます。

 

通夜から葬儀・告別式、火葬の一連の流れでしっかりと故人を思い、悲しみを吐き出すことも、グリーフケアの大切なプロセスと言えるでしょう。もちろん、その後の法要、仏壇、お墓参りなどの供養も必要な過程です。

当社では、グリーフサポート研究所の橋爪謙一郎氏に講演頂きました

2021年6月19日に第4回熊谷終活祭を開催させていただきました。その際に、グリーフサポート研究所の橋爪謙一郎氏に講演をしていただき、グリーフワークについて・コロナ禍における悲しみとの向き合い方についてお話ししていただいております。YouTubeにて、講演会のフルバージョンを載せていますので、是非ご覧ください^ ^

 

>>>詳しくは、YouTubeをご覧ください!

 

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