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【社長ブログ181】新年を迎えるにあたり

2022年1月1日

謹賀新年 あけましておめでとうございます
昨年も多くの弔いと供養をお手伝いさせて頂きました。
ご不幸にあわれたお客様を少しでも支えてお役に立てればと、社員一同精神誠意努めてさせてもらいましたが、今年もさらに精進していく所存であります。本年もよろしくお願いいたします。

さて、一昨年より世界中で拡大した新型コロナウィルスの感染により、私たちの暮らしも産業も様相を一変させております。
人が集まることが避けられないお葬式にも大きな影響を与え、遺族も参列者も、そして施行を請負う私たち葬祭業者も戸惑うことばかりです。
ただ今になって、2年ちかくもの間、私たちの社会生活に様々な制限を強いてきたコロナ禍も終焉の兆しが見えてきました。
葬儀をとりまく環境も、少しづつ元の姿に戻ってきているところもあります。
しかし数度の緊急事態宣言下を経て、社会生活はニューノーマルスタイルの具体化が進み、定着しつつあります。
マスクの着用、手指消毒そして三密回避。
そのため葬儀を営むにあたり、参列者の数を制限し、通夜を省略し、さらには儀式も省略してしまう簡素な弔いを選択する遺族が、コロナ禍が小康状態になった今でも大多数となっております。
これはコロナ禍がもたらしたというより、お葬式がこのような姿になる変化のスピードが早まったのに過ぎないと認めざるえないでしょう。

そのため急激な変化に置いておかれ、またはこぼれ落ちた葬儀会社や取引先がたくさん見受けられましたが、消費者側としては選択肢が増えたことに、むしろ良い結果となったかもしれません。
宗教儀礼を伴うか、地域社会の方に参列を案内をするか、遠方の親族とどこまでつきあいを続けるか、そして家族の供養にどれだけの時間とお金と気持ちをつぎ込むのか…
本人の意思と送り出す遺族の意向を反映することが可能になり、葬送はとても自由になったようです。

しかし情報が多くなればなるほど、間違った選択をとったり、迷いが生じてしまうように、イメージや一時的な感情で葬儀を行い、後悔する遺族も少しづつ見受けられるよになりました。
実は今ほど、葬儀の意義や価値を問われるときではないのです。
なぜ人は葬儀をするのか、弔うってなんだ?供養ってなんだ?…
そんな疑問に答えるべく、私たち地域の葬儀社が知識と経験で遺族を支えるべく求められているのだと確信しています。

私たち行田セレモニーグループのファミールは、故人や遺された家族がどれだけ満足して旅立たれるか、見送ることができるかを第一に「死=おしまい」という仕事に取り組んでおります。
死や別れは悲しくつらいものですが、気持ちを込めて弔い、丁寧に供養することで、遺された人たちの心も整い、「しあわせ」へ連なると信じているからです。
これからも地域のライフエンディング企業として、皆さまのお役にたてるように社員一同努めてまいりますことを誓い、新年の挨拶とさせて頂きます。

行田セレモニーグループ/家族葬のファミール
株式会社ヨコカワ 代表取締役 横川英士


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