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《コラム》遺言は残された人への思いやり 岡田恵美

2014年9月19日
《コラム》遺言は残された人への思いやり 岡田恵美

今回は、10月4日に開催する
ぎょうだ終活大学
第8回講座 遺言書のススメ

で講義をする行政書士の岡田恵美さんのコラムを掲載します。
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part1 遺言は人生の“3大イベント”のひとつ

「死」は老若男女問わず誰にでも必ず訪れます。
自分には関係ないとは言えない事なのですから、
遺言書を作るかどうかは別にしても、
「自分はどうしたいのか」は一度考えてみた方が良いかも知れません。

それで、考えてみた結果、
希望として残すのであればエンディングノートを作り、
自分の思った通りに財産を分けたいと思えば遺言書を作ることになります。

これまでたくさんの思いによって築かれた
「自分の大切な財産をどのように分け与えるか」
を指定する遺言は、
結婚・出産に並ぶ“人生の3大イベント”のうちのひとつだと私は思っています。


part2 遺言書は残されたひとに思いを伝える方法


遺言は残された人への特別なメッセージにもなります。
自分がどのように感じていたか、
どのように思っていたか、
色々な思いを伝えることができます。
それは感謝や愛情と言ったプラスの気持ちだけではないかも知れません。
でも、“気持ち”は思っているだけでは伝わりませんから、自分の思いを相手に伝えることはとてもよいことです。思いを伝えることで、自分の気持もすっきりしますし、
相手は今まで気付なかったことに気付くことができるのですから。


また、遺言書を残すことで相続手続きが簡単になるなどのメリットもあります。
慣れないことをするのは大変なことです。
家族に余計な負担をかけないようにしておくことも素敵な心遣いだと思います。


part3 エンディングノートとは


エンディングノートとは最近ちまたで流行っている、
自分の人生の最後はどうしたいか、
どうして欲しいか…を記録したノートです。

自分の人生の最後をどのように飾るか。
生き方や考え方が多様化してきたので、
自分らしさや自分の意思を大事にしたいと考える人が多くなってきている表れでしょう。

書店では目的に応じてたくさんのエンディングノートが販売されています。
例えば、自分の人生を振り返ってみたり、
これから何がしたいのかを記す自分史タイプのものから、
財産や保険のこと、介護・延命治療や終末医療のこと、葬儀のこと、など
実用的な事を記入する実用メモタイプのものなど様々です。
そのなかでも、特に自分の希望を意思表示として残すエンディングノートは
重要な役割を果たすと思います。
もしもの時に備えておくことは、もしもの時が来てしまってからでは遅いのです。

「大切な人のために何かをしてあげられた…」
という事は、残して旅立つ人にとっても残される人にとっても、
とても素晴らしいことです。
家族・親しい人・お世話になった人…
自分の大切な人の事を考えてみるきっかけになれば、とてもうれしく思います。
 

岡田恵美 行田市佐間在住
2010年 行政書士資格取得
2012年 行政書士登録 岡田行政書士事務所開業
2013年 JADP上級心理カウンセラー資格取得
JADP夫婦カウンセラー資格取得
現在 離婚・遺言・相続などの民事系業務を主要業務とする。
第8回ぎょうだ終活大学に講演予定

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