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【社長コラム】君子は微かなるを視て 著るるを知る
2019年3月18日
自分は小心者なので、事業でも慎重をとりすぎる面がある、と自覚している。
これまで大きなチャンスを逃したり
展開するスピードを遅らせることもあった。
リスクを心配し過ぎていることもある。
昨年もある部門が法令に触れるのではないかと危惧し
その対策に専門家を呼んで面倒な手続きと費用を支払った。
結局、杞憂であったように思えるが、保険だと思って納得するしかない。
そんなわけで今日もあるリスクを心配し
知り合いから専門家を紹介して手続きに入ってもらった。
しかし、これでいいのだと思っている。
君子は微(かす)かなるを視て著(あらわ)るるを知り
始めを見て終わりを知る
禍(わざわい)、従い起こるなし
賢明な人物は、かすかな徴候を見ただけで、これから起こる事態を察知し
始めを見ただけで終わりがどうなるかを知ることができる。
だから、不幸な事態を避けることができるのだ。
聡明で先見力に恵まれた諸葛孔明もそのように勧告している。
凡人は臆病なくらい、気をつけていなくては
とても過失を遠ざけることはできない。
株式会社ヨコカワ 横川英士
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