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【社長コラム】寛なれば即ち衆を得

2019年4月5日
【社長コラム】寛なれば即ち衆を得

本日新聞に同業であるJA葬祭さんのチラシが折り込まれた。
「ご遺体安置室が新規オープン」と大きな見出しで
亡くなった方の受け入れが可能であることをアピールしているのだが
安置室が健康ランド敷地内のホテルの1階であった。
チラシにもはっきりと湯本ホテル1Fと記してあり、
冷蔵庫や入口正面の写真を大きく掲載していた。
その階上に宿泊する方が知ったらどう思うか、老婆心ながら心配になる。
さらに口コミサイトのレヴューにでも書き込まれたら
ホテル側にとってもマイナスなような気がするのだが、余計なお世話だろうか。
斎場、葬儀場、遺体安置室、お墓・・・
いずれは暮らしに必要ではあるものの、
身近にあっては、ほしくないものが人情だ。
だから施設建設に対し反対運動が起きるなどトラブルも絶えない。
それだけではない。
葬儀社の車を家の前に停車しただけで怒鳴られたこともあった。
看板を立てたくても、葬儀屋だけはお断りと言われたこともあった。
そう思うと、自社のホテル内へ安置室に貸し出す湯本ホテルの社長は
とても懐が広いのかもしれない。
寛なれば即ち衆を得(う)
寛大な人は、多くの人の心をとらえることができる、という。
大きな組織であるJA葬祭さんも憶することもないから
年々、売上を伸ばし拡大しているのかもしれない。、
地元の葬儀社で小心者である自分には
とてもマネができないことだ。

株式会社ヨコカワ 横川英士
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