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【社長コラム104】進みて名を求めず ~不正を発生させないために~
2019年5月5日
同業の経営者の下で、社員が不正を起こしたことを聞かされた。
ごたぶんにもれず、葬儀業界もこのようなことは後を絶たない。
お客様から現金を直接扱うことも多く、
一方で取引業者への決裁権も、ある程度現場にあるので、
一瞬の魔が、不正へ走らせる。
とくに話を伺っていると、この仕事の経験者ほど間違いを繰り返し、
そのたびに近隣の葬儀社へ転職を続けている。
彼らの共通点は、この仕事に対しては有能で、
お客様への評判もすごぶるいいことだ。
そのため自己評価も高くなり、スキができると、
後ろめたさもなく「見返り」を求めてしまう。
しかし、彼らだけが特殊で「悪い」とは言い切れない。
人間誰もが「弱い」心を持っているのだから。
そのために規則や仕組みが組織には必要になってくる。
そして、経営者、管理者には見本となるような姿勢が求められる。
進みて名を求めず 退いて罪を避けず
ただ人をこれ保って生に利あるは 国の宝なり
――成果をあげても自分の功名にしない。かといって失敗しても責任を逃れることはしない。
ただひたすらに、部下の人たちのことを考え、国・組織全体の利を忘れない。
このような人物は、組織の得難い宝である——。
有能な人が、公私混同せず、会社全体の利のために、その能力を発揮するようになれば、
そしてそのような人が何人も集まって、同じ方向に向かうようになれば
まさに宝の山のような、素晴らしい会社になれるのではないか。
そのために経営者は、自らが「宝」になれるように
毎日毎日、せっせと自分をみがき続ける。
株式会社ヨコカワ 横川英士
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