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【社長コラム105】四臣千里を照らす ~会社の宝~
2019年5月6日
昨日のコラムで「国の宝」を取り上げたが、
これに連なる有名なエピソードがある。
個人的に好きな話なので、長くなるが引用したい。
・・・・・・中国の昔、二人の王が会合した。
だいたいこういう場合、己の国力を見せつけて威嚇する。
現代でいうと会社の売上やスケールを見せつけあうようなものだ。
さて、話は互いの宝自慢になった。
片方の王が「わが国には直径一寸の宝玉があり、そのまばゆいこと。
例えば1台の車に乗せるだけで、前後12台ぶんの周囲を輝き照らすほどなんだぜ」
と、ドヤ顔で語る。
それを聞かされたもう片方の王は、こう答える。
「わが国には、特に宝物と言えるものはありません。
しかし、私には東西南北に国境を守らせている4人の臣下がいます。
彼らがいるところ、武勇を恐れて周囲からの侵略もなく、反対に礼をとられるようになり、
盗賊もいなくなって治安もよくなりまりました。
この4人の臣下の威光は、まさに千里の遠くまで照らす宝。
たかが車12台を照らすものとは、比べ物にならんぜよ。
(この四臣まさに千里を照らさんとす。あにただ十二乗のみならんや)」
これを聞かされたドヤ顔の王は、たちまち恥じて赤面に変わった・・・という十八史略からの話。
「一偶を照らす・・・」の元ネタだが、
国にとって財宝よりも大切なものは何か、
省みて、会社にとって大事なことは何か、教えられるエピソードだ。
株式会社ヨコカワ 横川英士
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