【社長コラム122】自分で薪を割れ、二重に温まる～自分への生産性をあげる～

「生産性」という言葉が叫ばれて久しい。
マーケットが縮小する今、下山経営の操舵の要だ。
徹底的な合理性を追求するとき、
フォード生産方式を生み出した自動車王ヘンリー・フォードの逸話を思い出す。
大富豪でありながら、畑の中に建てた小さい家に住んでいたフォード。
彼の家のストーブの上には、次の文句が掲げられていた。
自分で薪を割れ、二重に温まる
フォードは給仕人にかしずかれるのを嫌った。だから自分で薪を割っていたのかもしれない。
給仕人を雇う経費もかからず、
しかも筋トレにもなって、実に合理的だ。
事実フォードは健康だった。
質素な暮らし、食事は腹八分、適度な運動。
自分で病院をもっていたが、世話になることはなかったという。
そういえば、現代の経営者でも、秀でた人ほど体力や健康に気をつかっている。
経営者が自分のパフォーマンスを最大限にあげるには、
原資となる自身の体への投資（食事・体力作り）を意識する。
まさに自分づくりの生産性を考えて、時間と経費を費やす。
まずは会社からではなく、自分からだなと思った。

株式会社ヨコカワ 代表取締役 横川英士
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