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第4回、熊谷終活祭を開催致しました!
6月19日(土)、第4回目となる熊谷終活祭を開催しました。今年は、ドキュメンタリー映像「新型コロナ 遺族の日々」の上映と、一般社団法人グリーフサポート研究所、代表理事である橋爪謙一郎氏講演会「家族がコロナで感染したら、家族がコロナで亡くなったら」をテーマにした2本立てです。
今年も引き続きコロナ禍でしたが、予防対策を徹底して開催することに致しました。密にならぬよう人数制限をし、開演中も窓や入り口を解放するなど換気を徹底。皆さまが安心して講演に耳を傾けられるよう努めました。
まずは、第1部のドキュメンタリー映像「新型コロナ 遺族の日々」の上映です。現在は、ワクチン接種が進んでいますが、未だ終息は見えません。誰がコロナウイルスに罹るか分からない現代。皆さま、明日は我が身の気持ちで真剣にご覧になっていました。
コロナウイルスに罹り亡くなった場合、通常のお別れをすることができません。そのため、看取ることができず、死を受け入れらないケースが多いようです。そして、世間の目の苦しみなど様々な恐怖が遺族を不安にさせます。
私たちも知らず知らずのうちに、「コロナ差別」をしてしまっているかもしれませんね。そこで重要なのは、恐るべきはウィルスだと再認識すること。正しく恐るためにも、正しい情報を取り込んでいきましょう。
第2部は、一般社団法人グリーフサポート研究所、代表理事である橋爪謙一郎氏の講演会です。「家族がコロナで感染したら、家族がコロナで亡くなったら」をテーマに開演。
①あなたはおかしくなったわけではありません ②グリーフについて知りましょう ③コロナ禍における悲しみとの向き合い方の流れに沿って詳しくお話していただきました。
橋爪氏は、大切な人が亡くなったときに、グリーフを覚えていてほしいと言います。グリーフとは、思いのままに気持ちや感じていることを表に出せず、心にフタをして抑え込んでしまった状態のこと。日本では主に「悲嘆」と訳されています。
悲しみと折り合いをつけるために、1人で悲しみに向き合うことは、とても困難なこと。橋爪氏は、「大切な人を忘れる必要はありません。必要なときに側で支えてくれる「誰か」が必要なのです。そしてその「誰か」は1人ではなく、できれば3人作ってください」と言います。1人だとその人が一杯一杯になってしまう為、その3人をローテーションしながら頼るということが大事だそうです。
悲しみとの向き合い方について、分かりやすく説明してくださった橋爪氏。皆さま頷きながら、メモを取りながら、熱心にお話を聞いていました。
現代ならではのテーマを扱った今回の「熊谷終活祭」、少しでも皆さまのお役に立てていれば幸いです。