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【社長ブログ178】企業の敵、経営者の敵
2021年7月25日
本を読んでいたら「企業の当面の敵は何か」という問いにあたった。
競合?不景気?…とっさに思い浮かんだが、著者の答えは
急激な時代の変化 ということだった。
なるほど、世界経済、科学、人心は常に進歩し変動している。
悠長に構えていては「時代の変化」との戦いで勝つ残ることはできない。
そうなるとコロナ禍の今こそ急激な時代の変化、ということになるのだろう。
次に「企業経営者にとっての敵は何か」という問いがあり、答えは
心中の賊(しんちゅうのぞく) であるという。
経営者の心のなかにわだかまっている邪念邪欲に打ち勝つことが、企業の存亡を左右する、というわけだ。
なるほど、先の「時代の変化」の戦いに敗れるのも、己の慢心が原因であることが多い。
情報や調査を怠り、ビジネスモデルを変えることしなかったために、衰退していった身近な事業者を思いだす。
今回のコロナ感染の世界的な拡大は、人々の価値観を大きく変えてしまった。
冠婚葬祭業界も当然、その急激な時代の変化に呑まれてしまった。
廃業や倒産に追い込まれたところも多かったし、先を見込んで売却してしまったところもある。
本の著者は「経営は死地なり」(会社経営は命がけのものである)とも書いていた。
コロナ禍が作った変化のふるいにかけられ、今生き残りをかけた戦いが始まっている。