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ファミールブログ
《社長コラム》お墓にとらわれない、新しい供養のカタチ
毎月開催している、葬儀の無料相談会。
すでに通算100回を超え、
おかげさまで、毎回大勢の方が見学や相談、そして入会に訪れてくれるようになりました。
葬儀の相談――といっても内容は多岐にわたります。
そこで皆さんがどんなことに不安不満があるのか、
むしろ私たちスタッフが学ぶことも多くあります。
そんななかで最近よく寄せる相談が
「お墓がない」
「お墓を継いでくれる人がいない」
ということだ。
背景には、
独身者や子どものいない家庭の人たちからの「
お墓を継承する人がいない」という理由や、
子どもがいてもお墓の管理で迷惑をかけたくないと考える人、
お寺や仏教に不信感を持っている人などがあげられる。
それまで
亡くなる → お墓に入る
という自動的な「常識」が
すでにシステム疲労を起こしているのかもしれない。
最近はそうした『システムに乗っかれない人たち』
『システムの受入を拒否している人たち』が、
従来の家墓に入らない自由な供養方法を選び始めている。
いわゆる
「○○家之墓」
といった先祖伝来の家の墓に入ることにこだわらず、
自分にあった「供養方法」が人気をよんでいるからだ。
それでは、こうした
「お墓に入いれない、入りたくない」
人たちは、実際にはどんな「供養」を選び選択しているのか…
いくつかの事例を紹介すると・・・
①合祀墓所・納骨堂
もっとも多いのが墓地を管理する寺院と契約し、
不特定多数の人たちと一緒の墓に埋葬される「合祀(合葬)墓所」。
さらには埋葬もせずに
施設内のロッカー型の区画に遺骨を収める「納骨堂」だ。
いずれも回忌供養のお布施を先払いしておくため、
寺院が管理してくれるうえに無縁仏になる心配はない。
②散 骨
最近増えつつあるのが
海や山、木の根元や思い出深い土地に
散骨(砕いた骨を撒く)する自然葬だ。
都道府県が管理する霊園が募集した「樹木葬」に
申込みが殺到したニュースが新しい。
散骨をする理由には、
「自然に還りたい」
「きれいにいなくなりたい」
という本人の意思が最も多いが、
田舎や遠方の墓を撤収するときに、
埋葬されていた遺骨を撒いて整理してしまう
「墓払い」
として行うこともある。
③手元供養
従来のお墓だと遠くてお参りにいけない…
散骨を行ったが故人を偲ぶものを残したい…
家に仏壇を置く場所がない…
といった理由から人気なのが手元供養。
遺骨の一部を小さな骨壷などに納め、
コンパクトにすることで身近に置く方法だ。
さらに身につけることで、
故人を身近に感じていたいと、
ペンダントやダイヤモンドに加工する人もいる。
彼岸や盆、また命日の日、
墓前に花や線香を供え、
静かに手を合わせる―――
昔ながらの日本の墓参りの風景が、
今後は変わっていくのかもしれない。
自分や自分の家族をどう供養するのかは
もちろんそれは自由だ。
しかし、様々な価値観や家族形成の変化などで
選択肢は増えつつあるが、
自分自身のため、
そして残されて供養する家族のためにも
何が最も適しているのかを、
正しい情報を入手のもと、
事前に考えたり家族で話し合うことが大事であろう。
次回開催される『ぎょうだ終活大学』では、
紹介した新しい供養方法の事実や費用など、
散骨の様子を映したビデオや
手元供養品の実物を展示しながら、
わかりやすく解説する。
ぎょうだ終活(しゅうかつ)大学
第4回講座
『イマドキの供養 ~新しい供養のカタチ~』
平成26年5月31日(土)
午後2時から3時
家族葬専用式場ファミール行田〔駅前ハウス〕
申込み・問合せ/℡048-556-2256
※ ※ ※ ※ ※
株式会社ヨコカワ
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