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【社長コラム164】故人のことを思い起こさせる

2021年1月5日
【社長コラム164】故人のことを思い起こさせる

こんなときこそ、お葬式の価値と意義を伝えるときである。
しかし家族を喪い、戸惑う遺族に「そもそも葬儀とは…」などウンチクを投げかけるのはNGだ。
限られた時間、形式に囚われることなく、温かくお別れをしてもらいたい。
感染が心配だから…という理由に、簡単に葬儀を済ましてもらいたくない。
そのためにスタッフには遺族に「故人を思い出す機会を逃すな」と伝えている。
どんな些細なことでもいい、故人のこと、記憶を思い返すきっかけをつくる。
「そーいえば、あれが好物だったなあ」
「昔、〇〇に連れていってもらったっけ」
過去を思い出せば、弔ってあげたいという気持ちが自然と湧きおこる。
花を飾ってあげたり、好物を供えたり、体をきれいにして服を整えてあげたり・・・
きちんと見送ってあげることで、いいお葬式にしてあげたという満足が遺族に残る。
満足が心を整わせ、喪失感や自責の気持ちを癒していく。
どんなにカタチが変わろうとも、葬儀を行う意義は変わらないと信じている。
株式会社ヨコカワ 代表取締役 横川英士
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