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【社長コラム167】もってその変を観んとせんのみ ~抗うすべなし猛威に処する術~

2021年1月9日
【社長コラム167】もってその変を観んとせんのみ ~抗うすべなし猛威に処する術~

埼玉県でも再び緊急事態宣言が発令されました。
感染の拡大の勢いが止まず、地元行田・熊谷の病院や老人施設内で感染者がでたという話を聞くようになり、自分たちの身近でいつ感染者がでてもおかしくない状況にあります。
お亡くなりになられた方々や遺族の方々に謹んでお悔やみ申し上げます。
また、罹患された方々には謹んでお見舞い申し上げますとともに、医療や行政をはじめ対応に尽力なさる全ての皆様に深く御礼申し上げます。
一方、やむえぬとはいえ、成人式や各種催しに自粛や制約を強いられていることに胸が痛みます。
葬儀を取り巻く業界も他人事ではなく、宣言が下された今、さらに萎縮や簡素な葬送が予想されます。
すでに当社でも新年に入ってから多くの施行依頼を請け賜わっていますが、
儀式を一切行わない火葬だけを済ます「直葬」を選択する遺族が増えています。
感染への恐怖や、将来への不安感が「きちんと弔おう」という気持ちを削ぎ落していることは否めません。
会社としても売上の減少に歯止めがかからず、社員たちも働きながら一抹の不安を抱えています。
このような未曾有の危機にどう立ち向かうのか——。
大軍を率い、勢いがある敵軍に対し、陸遜という将軍が言った言葉が三国志にある。
今はただまさに将士を奨励し、広く方略を施し、もってその変を観んとせんのみ

(今但且獎厲將士、廣施方略、以觀其變)
今はしばらく味方の士気を高めながら、万端の手筈を整えて情勢の変化を待とう…
どんなに環境が変わろうとも、大切な人を弔いたいという気持ちは変わらないはず。
その気持ちにしっかりと応えてあげるのが、地域の葬儀社の役割である。
コロナの感染拡大も永遠ではない。いつかは終息するはず。
そのときの暮らしの環境はどう変わっているのか―—
終息後も葬儀の仕事のとうしてお客様を支え、社員の雇用を守れる会社となるべく、
今は経営計画を練り直し、変化が生じて新しい道が開けるときを待つしかないだろうと思うのです。
株式会社ヨコカワ 代表取締役 横川英士
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